意外と知らない歴史の道旧水戸街道を歩く「小金宿に入る手前、旧水戸街道はどこを通っていたんでしょうか?」。本紙に「松戸の昭和史」を連載している根本圭助さんと話しているとき、こんな話題になった。江戸時代の五街道のひとつだった旧水戸街道は、後に整備された国道6号線と一部重なるが、旧道だけを通して歩いたことはないので、私もとぎれとぎれにしか知らなかった。そこで、市内を通る旧水戸街道を歩いてみることにした。 【戸田 照朗】 |
北海道の離島に体験留学利尻島の中学が生徒を募集夢の浮島利尻島の大自然で学ぶ会では、今年も中学生を対象に、北海道利尻島への海浜体験留学生を募集している。留学期間は一年間で、留学生は現地の中学校に通いながら、都会では味わうことのできないさまざまなことを体験できる。 北海道稚内市から沖に約50キロ。利尻島は「利尻富士」と称される美しい利尻山を頂く離島で、昆布やウニ漁が盛ん。貴重な高山植物や海鳥が豊富で、隣の礼文島とともに「利尻礼文サロベツ国立公園」を形成する。 島内には4つの公立中学校があるが、このうち利尻町立仙法志中学校が生徒数の減少から統廃合への危機に立ち、その解消策として平成11年度から始めたのがこの「海浜体験留学」。 留学には、子どもと親が一緒に留学する「親子留学」と、子どもだけが留学して漁業の家庭にホームステイする「里親留学」の2通りがあり、留学生たちはクラブ活動や勉強など通常の学校生活を送るほか、地元の祭りに中心的な存在として参加したり、里親の昆布漁やウニ漁の手伝いなどを体験する。 費用は「里親留学」の場合、月額7万円(うち3万円が同会から補助)、「親子留学」の場合は月額3万円(うち2万1千円が同会から補助)といずれも良心的。さらに留学生が夏、冬休みに帰省する場合は旅費の一部を補助、親子留学の保護者には、希望により地元でのパート仕事も斡旋してくれる、などの援助も。 |
留学する生徒は、北海道の生活を体験してみたい、と考えて希望する子もいるが、「不登校」経験者など地元の学校で行き詰まった経験を持つ生徒も少なくない、という。数人の生徒に一人の教師という都市部では望むべくもない教育環境で学び、地元の人たちと触れ合うなかで新たな気持ちで高校へ進学していく生徒も多い。 ▼留学期間=平成20年4月1日〜平成21年3月末日 ▼予定人数=里親留学、親子留学ともに若干名 ▼説明会及び面接会=12月15日(土)午前9時から12時まで。会場は、島嶼会館(東京都港区海岸1-4-7) ▼申し込み期間=12月8日まで ▼問い合わせ=10163・85・1106学ぶ会事務局(ホームページ=http://www.geocities.jp/senjhs/) |