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- カテゴリ: 第796号(2015年12月13日発行)
- 2015年12月13日(日曜)09:00に公開
- 作者: 戸田 照朗
松戸この1年を語る
記者が見た、聞いた2015年
あと3週間ほどで2015年も終わり。今年はどんな年だったのか。1年を振り返ります(表は読売新聞12月2日朝刊の「あなたが選ぶ10大ニュース」を参考にしました)。
今号の1面でも触れましたが、1月に三輪響子ちゃんが心臓移植のために渡米。5月に手術をし、先月帰国しました。会見でお父様がドナーの数など、臓器移植をめぐる日米の環境の大きな違いについて触れられていましたが、改めて臓器移植の問題について考えさせられました。
2月に「松戸市史 上巻」の改訂版が発行されました。これがそんなに大きなニュースなの? と思われる方もいるかもしれませんが、私のように折に触れ松戸の歴史について書く人間や、地域の歴史に興味のある方にとって、「松戸市史」は聖典、あるいは教科書のようなものです。上巻は原始・古代から中世までの歴史を書いたもので、これが約50年ぶりに大改訂されたわけです。ちなみに改訂前の市史は、松下邦夫さんという、松戸の地域史にとっては伝説的な方が中心となって執筆したものでした。
5月に松戸市図書館整備計画を策定。今号1面の夜間中学もそうですが、松よみで、十年以上前から取材してきた問題が、やっと具体的に動き出した、という年でもありました。
6月に「私の昭和史」が本になりました。写真は出版記念パーティのもので、著者の根本圭助さんと、幼馴染の高木ブーさんです。その後、根本さんは体調を崩され、今号も掲載を見送りました。現在は回復してきており、来年には連載を再開できると思います。
7月の県大会で、専大松戸が優勝し、甲子園に初出場しました。1回戦で惜しくも敗れましたが、松戸にとって明るいニュースを提供してくれました。
9月に安保関連法案が成立。全国で反対デモが行われましたが、松戸でも雨の中、デモが行われました。
12月に入れた「共働き 子育てしやすい街」ランキングで松戸市が県内1位。全国(東京都を除く)でも9位という話題。記事にはしていないので、少し補足を。「共働きをする際に必須になる施設(インフラ)と補助(お金・サービス)」の2点に注目した日経DUAL独自指標による評価で、具体的な指標は、認可園への入園やファミリー・サポート・センターなどの充実、認可外施設利用による保育料助成等。対象は1都3県の主要地区と政令指定都市100自治体。昔は「子育てしにくい街」と言われていたような気が。隔世の感があります。