松戸神社神楽殿の絵画と修復展

戸定歴史館で開催中

「―明治21年の佐竹永湖とその周辺―松戸神社神楽殿の絵画と修復展」が昨日から3月5日まで開催されている(月曜日休館)。

佐竹永湖「獅子に牡丹」の写真▲佐竹永湖「獅子に牡丹」(杉戸絵・部分)松戸神社所蔵

明治21年建立の松戸神社神楽殿は、老朽化により平成26年に建て替えが行われた。その際、旧神楽殿天井絵及び杉戸絵の保存修復事業が行われ、新しい神楽殿に設置された。

天井絵と杉戸絵は、平成28年7月に松戸市指定文化財(有形文化財)に指定された。

天井絵は36面に描かれ、杉戸絵は4面1図となっている。いずれも伝統的な江戸絵画の画風を継承した格調高い絵画であり、奉納者の銘が記された歴史資料となっている。明治中期の美術界を語る美術的にも歴史的にも貴重な資料だ。今回の展覧会では、これらの作品を、その修復事業とともに紹介する。

時間は、午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。

観覧料は一般150円、高校・大学生100円、中学生以下無料。

会期中のイベントとして、ギャラリートーク「松戸神社神楽殿絵画の保存修復」が、きょう22日、2月4日、18日、3月4日の午後2時から30分行われる。申し込みは不要。参加には観覧券が必要。

2月21日と28日の午前10時から11時30分までと、午後1時から2時30分までは、八嶋正典さん(郷土史研究家)を講師に、松戸宿まち歩きツアーが行われる。参加費100円(資料代・当日払い)、申し込みは電話で松戸探検隊ひみつ堂(電話 727・7825)へ。

問い合わせは、電話 366・7463社会教育課美術館準備室。