- 詳細
- カテゴリ: 第763号(2013年3月24日発行)
- 2013年3月24日(日曜)09:00に公開
- 作者: 戸田 照朗
国分川で高放射線量
一部が立ち入り禁止に
国分川の堤防ののり下部分で1mの高さで最高毎時1・33マイクロシーベルトの放射線が測定されたため、一部が立ち入り禁止になっている。
市民からの情報で、市が先月26、27日の両日、国分川の黎明橋から高坏橋までの区間の堤防ののり下部分を測定した。
市が除染を行う場合の指標値は毎時0・23マイクロシーベルトで、この値を大きく上回っている。堤防部分3か所にロープが張られている(看板もあったが、担当者が見回ったところなくなっていたため、後日また看板を立てるという)。
今後、放射線量が高い箇所の除染については、河川法で河川敷でむやみに穴を掘ったり、土砂を捨てたりすることを禁じているため、管理の移管先の千葉県や関係機関と連携し、川の堤防部に適合する手法を検討し、対応するという。
国分川は自然回帰型の河川改修が行われ、野鳥も多く、近隣住民の散歩コースとして親しまれている。平成20年2月に河川改修が終わった際には市民の手によって堤防に桜が記念植樹された。その桜も花をつけ始め、花見を楽しむ市民が訪れることも予想される。いち早い除染の実施が望まれる。