「東松戸商店会」誕生

農業生産者らも加えた新しい形の商店会

 JR武蔵野線と北総線が交差する東松戸駅周辺の商店主をはじめ、地元町会や法人、農業生産者らが一緒になってまちづくりに取り組む新しい形の商店会が、東松戸に誕生した。

設立記念式典で挨拶する湯浅会長の写真▲設立記念式典で挨拶する湯浅会長

 今月15日には、同駅近くのログレストラン「じんで」で設立記念式典が執り行われ、近く区画整理事業の完了を終える、新しく生まれ変わった『東松戸』のさらなる発展を誓い合った。

 東松戸駅周辺は、昭和62年の事業認可によりスタートした区画整理事業の行き詰まりのあおりを受け、長らく開発行為はストップし停滞していたが、区画整理事業を行っていた紙敷土地区画整理組合の組合員が一丸となり事業再生に取り組み、さまざまな問題を抱えつつも事業を前に進め、一時は立ち入り禁止の看板も目に付いた東松戸駅周辺を現在のようなマンションなどが建ち並ぶ街へ様変りさせた。

 まだまだ発展途上で商店の数も少ないが、この勢いを止めず、さらに新しい街を活性化させようと誕生したのが今回の「東松戸商店会」(湯浅利勝会長)で、松戸商工会議所によると、市内には現在90の商店会があり、東松戸商店会は市内91番目の商店会になるという。

 当面は、地元有志による「東松戸・紙敷ふれあいの会」で毎月開催している「東松戸ふれあいフェスタ」(本紙8面に詳細掲載)で活動を行い、商店も地域も人が賑わい、街中が盛り上がる元気な街にしていきたいとしている。