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- カテゴリ: 第790号(2015年6月28日発行)
- 2015年6月28日(日曜)09:00に公開
- 作者: 戸田 照朗
北松戸風の子が優勝
第79回市ジュニアソフト
市長旗争奪第79回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(綿内功会長・松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが7日、新松戸西小グラウンドで行われ、北松戸風の子子供会が大畑ユニオンを12―2で破り、76回大会以来3期ぶり、4回目の優勝を果たした。
1回表、先攻の大畑は先頭打者の大木竜太郎君(6年)が2塁打。2死となったところで、4番の小松走太君(同)がセンター前ヒットを放って、1点を先制した。
その裏、風の子は2死ランナーなしから3番の林憲君(同)が、レフトへソロホームランを放ち、早くも同点とした。
2回は両チームとも無得点。
3回表、大畑は1死のあと、2番の兎澤瑛仁君(同)、3番、藤﨑和真君(同)、4番、小松君が連続ヒットで満塁に。5番、及川泰世君(5年)のサードゴロの間に1点を勝ち越し。さらにランナーがホームに駆け込んだが、アウトとなった。なおも1、3塁のチャンスだったが、後続が三振に倒れ、さらなる追加点はならなかった。
3回裏、打順よく1番から始まった風の子の攻撃は、大川隼士君(6年)がサードゴロヒットの後、2塁へ盗塁。バッターは三振を喫したが、続く林君がセンターを抜く3塁打で1点を返して同点とすると、谷口心君(5年)、戸高多聞君(6年)、熊谷宗真君(同)、榎本武琉君(5年)の連続安打と、相手守備の乱れなどで4点を追加。中西清太君(同)のピッチャーゴロの間に、ランナーがホームインし、さらに1点を加えた。
4回表、大畑の攻撃は思わぬ大量6失点のためか元気なく3者凡退。
4回裏、先頭打者の大川君がライト前ヒットで出塁。続く佐藤龍聖君(5年)はショートゴロエラーで出塁。1、2塁とした。ここで、林君がこの試合2本目となる3ランホームランは放ち、3点を追加。さらに谷口君のセンター前ヒット、熊谷君のセンターオーバーの3塁打で1点。続く榎本君がレフトへの犠牲フライを放って、1点が追加されたところで10点差となり、大会規定によりコールドゲームとなった。
決勝戦で2ホーマーと3塁打で5打点の活躍を見せた林君がMVP賞を獲得した。林君は風の子が春秋連覇した2013年の春の大会でも決勝でホームランを放ち、MVP賞に輝いている。林君は、「1回表の守りで1点を先に取られて、なんとか気持ちで取り返したいと思っていた。それがたまたまホームランになったので良かった。今回は平日にもみんなで集まって練習した。そのお陰で優勝できたと思う。一昨年のように春秋連覇を目指したい」と話した。
ピッチャーで主将の大川君は「きょうは球が走っていてコントロールもよかった。1回の表に1点を取られて、やばいなと思ったけど、林君がホームランを打ってくれたので、それで気持ちが入った。キャプテンとして、チームを引っ張れて、目標の優勝ができてうれしい。秋はさらにチームワークをよくして連覇できるよう頑張りたい」と話した。
大川尚智監督(44)は、「集中して試合に臨めた。自主的に平日に練習に取り組むなど、そうした成果がきょうは出たと思う。決勝では、林が6年生では主砲になると宣言していた通り一発を打ってくれて、ピッチャーを楽にしてくれた。秋も一丸となって連覇したい」と話した。
なお、5月31日に行われた西リーグの残された1試合は、三ヶ月が秋山に8―7で勝利した。
決勝トーナメントの結果と個人賞は以下の通り(敬称略)。
【準々決勝】
風の子8―0竜房台
相模台6―4三村新
大 畑10―2あじさ
さつき2―1虹の街
【準決勝】
風の子2―0相模台
大 畑11―3さつき
【決勝】
風の子12―2大 畑
【最終順位】
▼優勝=北松戸風の子、準優勝=大畑ユニオン、3位=相模台、さつき、4位=竜房台、三村新町、平賀あじさい、虹の街
【個人賞】
▼優秀投手賞=小泉真俊(相模台)、庄司将隆(虹の街)、大木竜太郎(大畑ユニオン)、大川隼士(北松戸風の子)
▼ホームラン王賞=村上優輝(古ヶ崎SK・2本)、恩田千聖(虹の街・2本)、天野大吉(ゆうかり・1本)、林憲(北松戸風の子・5本)
▼得点王賞=小泉真俊(相模台・8点)、斉藤希央(虹の街・8点)、桑原陽生(さつき・9点)、大川隼士(北松戸風の子・10点)
▼敢闘賞=及川泰世(大畑ユニオン)
▼MVP賞=林憲(北松戸風の子)